目黒蓮主演ドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系)の第6話が8月5日に放送され、世帯平均視聴率は6.1%だった。
夏季休暇中の月岡夏(目黒)は、別れた元カノ・南雲水季(古川琴音)の実家で、娘の海(泉谷星奈)と過ごすことになった。生前の水季が死の直前まで海といた部屋に泊まる夏。
この回では、水季が海を産むまでの状況が丁寧に描かれた。一度は堕胎を決意して、同意書と母子手帳を持って産婦人科に行った水季。そこで「ご意見ノート」を見つける。
そこには、妊娠の喜びや出産の多幸感を綴った書き込みがある中、「妊娠9週で中絶しました」という文章に目がとまる。「強い罪悪感に襲われています。彼がああしてくれたら母がこう言ってくれたらと、罪悪感を他人のせいにしてしまい、そんな自分にまた落ち込みます」と続いていた。そして最後には「他人に優しくなりすぎず、物わかりのいい人間を演じず、ちょっとズルをしてでも自分で決めてください。どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです。あなたの幸せを願います」と結んであった。
これを読んで、堕胎を思いとどまった水季。実はこの文は、夏の恋人・百瀬弥生(有村架純)が書き込んだものだったのだ。
この展開に視聴者は「水季の出産後押ししたの弥生だったのか!」「こんな偶然あるかよ」「今カノが書いた言葉に元カノが支えられたのか」など、驚いたようだ。
「彼女の死因は、子宮頸がんでした。水季の妊娠は、病院でエコー検査を受け、胎児の心拍と胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)を確認しています。そして、子宮頸がんは、妊婦健診でよく発見されます。もしかしたら水季は、出産以前にガンが見つかっていたのでは? という疑問がありますね。妊娠中に子宮頸がんが発見された場合、状態に応じて経過観察を行いながら妊娠を継続するか、もしくは妊娠の継続をやめて治療を優先するかを決める必要があります。このことも、後に明らかになるのかもしれません」(週刊誌記者)
海を誰がどう育てていくのか?夏と弥生はどんな決断をするのか?今後の展開に注目だ。