12月25日、フィギュアスケートの全日本選手権で12位に終わった浅田真央。ファンはさぞかし残念がっているかと思えば、必ずしもそうとは限らないようだ。
「浅田のファンは『優勝や好成績を残してほしいけれど、それはもうどうでもいい』という境地に入っている人も多いんです。テレビでも『真央スマイルに期待』という言葉を多用していますが、本人が納得する演技をしてくれればそれでいい、悲しい顔をする真央ちゃんを見たくない、という思いのようです」(女性誌記者)
実際、ネット上でも「真央ちゃんが楽しそうでよかった」といったコメントが多く見受けられた。
「ファンは、浅田選手がまだあどけないジュニアの頃から、そしてシニアの大会で素晴らしい活躍をし、不屈の精神で努力を重ねて五輪で活躍し、さらなる高みを目指してジャンプを改造し‥‥と研鑽を積んできた姿を見ています。その間には母の死もあり、体には故障を持ちながら努力を続けてきた、その強い精神力に敬意を払っているのです」(スポーツライター)
思うような結果を残せなくても、元気で頑張ってくれればいい。そんな親戚のおばちゃんのような思いで見守るファンの存在が、浅田選手が故障に負けずに前へ進む原動力になっているのかもしれない。
そんな浅田は来季も現役続行の意思を示したものの、左ヒザの故障もあってか一時は引退に傾いたこともあった。12月31日に「セブンイレブン」限定ムックとして発売される「Asa‐Jo Premium(アサジョプレミアム)」では、浅田の「苦悩」と「挑戦」の復活ロードを特集している。読めばファンはますます「見守りたくなる」に違いない。