草なぎ剛主演ドラマ「嘘の戦争」(フジテレビ系)第2話の平均視聴率が発表され、12%と第1話の11.8%からわずかだが伸びを見せていることがわかった。
これについてテレビ誌ライターは「初回は2時間拡大放送だったので、録画して観た人が第2話はオンタイムで観た結果だと思います」と推察。続けて「今作を観て草なぎの言語感覚の良さに改めて驚いた」と続けて話した。
「第1話でタイ語を話していました。私はタイに住んでいた経験があるのですが、草なぎのタイ語はとても上手かったですね。タイ語は微妙な発音が難しくて“カオ”には白い、古い、彼、9、歩、膝などたくさんの意味があるんです。それを音の上げ下げや『カーオ』などと音を伸ばすなどして表現します。また、男言葉と女言葉の違いがあるのも特徴です。草なぎは韓国語も流暢に話しますが、言語感覚がかなり長けていると思います」
芸能ジャーナリストも「ネイティブではない言葉で、あれだけ演技できるのはすごい」と言う。
「流暢でない言語のセリフは難しいんです。いわゆる“棒セリフ”になってしまう。しかも英語と違ってあまり耳慣れないタイ語で、自然な演技ができるのはすごい。SMAPを解散した今、俳優として世界進出を考えてもいいかもしれません。以前、演出家のつかこうへいさんが、草なぎを『大天才』と評し、渡辺えりや橋田壽賀子、宮藤官九郎、三谷幸喜らが大絶賛しているのもうなずけます」
家族を殺された主人公・一ノ瀬浩一(草なぎ)が詐欺師となって復讐の鬼と化す今作。鬼気迫る草なぎの演技は、世界に躍進するきっかけになるのだろうか。