【御上先生】社会派ドラマに「ワンオク起用」は素晴らしいけれど、今1つハマれないのは「画面が暗いから」

 放送中の「御上先生」(TBS系)を素直に面白いと言えなくて困っている。フジテレビのガバナンスが世間の興味となっている現在、舞台となっている私立の名門校「隣徳学院」3年2組の生徒たちとともに、視聴者にも考えることを求めてくる今作は実にタイムリーだと思う。

 自分の選択、行動によって誰にどんな影響を与えるか、どこまでその影響は広がるか、どれだけ考えても「考えすぎ」になることはないだろう。2019年公開の映画「新聞記者」でシム・ウンギョンとW主演した松坂桃李が、東大卒のエリート文科省官僚で官僚派遣制度により「隣徳学院」3年2組の担任にいきなり就任する「御上先生」こと御上孝を演じていること、さらに脚本家の詩森ろば氏が同じなため、より強く映画「新聞記者」っぽさを感じてしまうのは仕方がないことだろう。

 ただ、画面がずっと暗いテレビドラマは見ていて疲れる。映画館のスクリーンのような大画面テレビならそんなこともないのかもしれないが、42インチ程度のテレビ画面では、御上(松坂)の表情をしっかり見ようとするだけでも苦労する。

 要するにこのドラマにハマれていないのだ。こういう社会派ドラマは好きなはずなのに、エンディングでONE OK ROCKの「Puppets Can’t Control You」が流れるとそこでハッとして、内容が頭の中にあまり入ってきていないことに気付いて「TVer」を見る、を繰り返している。なにわ男子のビジュアル担当こと高橋恭平が謎の青年としてサプライズ登場しても「これからどんな活躍をするのかなー」と思う程度で考察する気は起きず。

 第1話冒頭で起きた国家公務員採用総合職試験会場での殺人事件の犯人が、男性かと思っていたら「隣徳高校」を不倫発覚で退職した冴島悠子(常盤貴子)の娘・真山弓弦(堀田真由)だとわかり、女性だったのか、意外だなと思うより先に「堀田さんが頑張って演技してはりますなぁ」と意地悪な心が芽生えてしまう始末だ。

 しかしながら、ONE OK ROCKのエンディングは素晴らしいと思う。「御上先生」に惹き込まれるまで「TVer」で何度もリピート視聴しようかな。

(森山いま)

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