『IKEA』の商品の中には、いわゆるラップ代わりに使うといいものがいろいろあったりします。シリコン製で伸縮性の高いフードカバー「OVERMATT(オーヴェルメット)」とか、シリコンのジッパー付き保存バッグ「FILFISK(フィルフィスク)」とか。
オーヴェルメットは実際にコップとかのちょっとした小鉢にラップする代わりに使えるし、フィルフィスクはポップな色合いだから冷蔵庫の中をオシャレに見せてくれるのがいい。
なので、「これもよさそう!」と思って購入したのが「PRICKIG(プリッキグ)」(149円)です。電子レンジ加熱用のフタです。プラスチックの大きめ洗面器みたいな形で、中央に穴が空いています。何か食材をレンチンするときに、ここから蒸気が抜けるというもの。サイズは直径26cm、高さ9cm。なので、このサイズが入る電子レンジじゃないとまず使えない。
そして使ってみて分かった。まず、温めるものを入れる器が、直径26cm高さが7~8cm以下じゃないと意味をなさない。高さのある器だと、プランプランします。それでもいいのかもしれないけれど。
さらに、レトルトカレーなど粘度の高いものの場合、加熱時に弾けることがあり、穴の空いた部分から飛び出る不安から、ついついレンジを見張ってしまう。
そして、一番「あっ!」と思ったのが、そもそもレンジで温めるものって、前の日の残りのおかずとか、冷蔵庫にあるものとかで、すでに冷蔵庫に入れるときにラップしている。なので、それを外してこれを被せて温め直すなんてことはせず、そのままレンチンしちゃうので出番がない。
ということで使い方としては、野菜の下拵えでちょっと加熱するときにこれを被せてレンチンするとか、蒸し料理を作るときに使うとか。残り物の再加熱に使うのではなく、下拵えに使うものという感じになってしまいました。
利用者の中には、「作ったおかずをペットに取られないよう、卓上でカバーとして使っている」など、別の使い方もしているみたいですが、果たしてどこまでラップの削減になったのか……。値段は149円。気軽に買える金額だから、1回買ってみてとりあえず試してみるのもよさそう。
自宅の電子レンジのサイズさえクリアできれば、そして料理の下拵えにレンジを頻繁に使う人には、とってもオススメな電子レンジ用のふた。もう一回り小さいサイズがあっていいかも?とは思いますが、まずは買って使ってみてはいかがでしょうか。
(ロドリゴいしざわ)