アンジャッシュの渡部建が、テレビプロデューサー・佐久間宣行氏のYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」に出演(3月1日付)。活動自粛で地獄を味わった渡部が、「地獄で感じた優しさ1位」に選んだのは、お笑いタレントの東野幸治だった。
自粛中に連絡先やLINEアカウントを変えて誰も渡部と連絡が取れなくなる中、唯一インスタグラムにDMを送ってきたのが東野だったという。
「それも『頑張れよ』『待ってるぞ』じゃなくて、名古屋のオネエが歌っている超下品な替え歌の動画をしつこく送り続けるんですよ(笑)。めちゃめちゃ手を差し伸べてくれた。復帰後も食レポを最初にやらせてくれたりとか、YouTube呼んでくれたりとか」
謹慎前、バラエティ番組「行列のできる相談所」(日本テレビ系)で共演していた頃には、仕事に対する“東野イズム”を叩き込まれている。
「僕、初めて決まったフジテレビのゴールデンのMCがめちゃくちゃ短命で終わっんですよ。その時に東野さんに相談したら、『番組の歯車の1個なんだから、視聴率が良い悪い、番組が続く続かないで、タレントごときが一喜一憂するな。俺らはあくまで歯車の一個として、その場で何ができるかを考えて、1人でも多くの視聴者を維持してCMに入る。番組終わったくらいで落ち込むな。続くもんじゃないんだから、いいアルバイトだと思ってやりなさい』ということを言ってくれたんです」
東野がタレントにズケズケと心無いことを訊くのは、番組を面白くしたいという制作サイドの意図を汲むからで、渡部は「心の師匠というか、兄さんというか。いまだに尊敬してます」と言い切るのだ。
ちなみに、「地獄で感じた優しさ」のベスト5は2位・有田哲平、3位・さまぁ~ず、4位・千鳥、5位・有吉弘行だった。それぞれの理由はYouTubeで確かめてほしい。
(所ひで/YouTubeライター)