運動不足になると代謝の低下や血流が滞って冷えを招きやすく、筋肉の衰え、たるみ、むくみ、肌トラブルなどにもなりやすくなってしまいます。筋力が衰えると、さらに運動が億劫になって運動不足から抜け出せないという“負のスパイラル”に陥ることも。そうならないためにも、次のような工夫で運動量を増やし、若々しい心身を取り戻してはいかがでしょうか。
■座りっぱなしをやめる
座りっぱなしの時間が長いほど運動不足に陥りやすく、体力の低下や肩凝り・腰痛などにも悩まされやすくなります。全身を動かすことは全身の血流を促進して各所の働きを活性化させる重要な役割を担っていますから、座りっぱなしの時間を最小限にとどめて運動量や代謝を引き上げましょう。長時間のデスクワークをする際にこまめに立ち上がるようにしたり、休憩時に全身を大きく動かすストレッチを行ったり、昇降デスクなどを活用して立って仕事をする時間を作ったりするのがオススメです。
■ちょっとした運動で全身を目覚めさせる
筋トレやストレッチ、ジョギング、ウォーキングなどの運動を取り入れる時間がない場合は、いつでもどこでも、その場でできるちょっとした運動を習慣化するとよいでしょう。その場で手足を大きく動かして足踏みをしたり、エア縄跳びをしたりすることでも十分に全身を動かすことができますよ。隙間時間や集中力が切れたと感じたときなどに、こまめに行いましょう。
■ストレスの発散に運動を選ぶ
精神的なストレスの蓄積も老化の大きな原因の1つです。ストレスを溜め込み過ぎないように定期的に思いっきり楽しみ、心をスカッとさせるための取り組みに“運動”を選びましょう。ダンスやヨガ、ストレッチなど、心地よい疲労感とともに心をスッキリさせてくれるものがよいですね。
運動不足によって失った筋肉を取り戻すには、運動をしなかった期間よりも多くの時間が必要です。衰えたものをなんとか取り戻すのではなく、日々こまめに運動して衰えさせないよう常に若々しい状態をキープしましょう。まずは、座りっぱなしの時間を短くするところから始めてみてくださいね
(Nao Kiyota)