嵐が来年の春頃に予定しているコンサートツアー開催後の5月いっぱいで「活動終了」を公式ファンクラブサイトで発表した。
2020年12月31日をもって活動を休止していた嵐だが、同グループの公式サイトよると、リーダー・大野智の「2020年を区切りに、ここで一度嵐をたたみ、それぞれの道を歩んでもいいのではないか」という提案をきっかけに、19年6月頃からメンバーおよび所属事務所とで話し合い、活動休止に至ったという。
ネット上だけでなく、巷のファンからは「解散」という言葉を使わずに「活動終了」と表現したところに「嵐らしさ」を感じると指摘されている。
さらに来年開催される最後のコンサートツアーについて、ファンクラブサイトで公開されたコメント動画によると「今この動画をご覧になっている、現在ファンクラブ会員の方に優先的に申し込んでいただけるように、ファンクラブの新規入会は一時的に申し込みを停止いたします」とのことだったが、この「活動休止中もファンクラブの会費を支払い続けた人が優先される」という発表に、納得し喜ぶ声と同時に、不満と疑問の声もあがっているようだ。
その理由は、ツアーチケットを購入できないファンが絶対に出てくるから。
いくら「優先的」に購入できるとはいえ、これまでの通常コンサートチケットさえ買えなかったファンがたくさんいたというのに、嵐として最後のコンサートチケットなのだから、これまで以上に購入が難しいことは火を見るよりも明らかだ。「ファンクラブ会員全員にチケットまたは購入権を与えてほしい」という声があるのもうなずける。ファンクラブの年会費は4000円。ファンクラブ会員は310万人以上というから、単純計算で年間120億円以上の利益があるということだから、「ファンクラブ全員にチケットを配ってほしい」と願うファンの気持ちもよくわかる。
また、ファンクラブの新規入会が「一時停止」という文言に引っかかっているファンも少なくないようだ。「これはつまり、ツアーは配信されるということだろうね」「ファンクラブに新入会した人も、配信でツアーを観ることができるってことなんだろうけど、ファンクラブに入会しなければ配信でツアーを観ることはできないってことでしょ?どこまで嵐で儲けようとするんだろうか」など、一部のファンはざわついている。
嵐には、ファン全員を納得させることができる、有終の美を飾ってほしい。
(森山いま)