日本テレビはかつての人気音楽番組の復活を画策しているのだろうか。
5月24日には「見たい、聞きたい、歌いタイ!」がキャッチフレーズの芸能人カラオケ大会のような音楽番組「THE夜もヒッパレ」が23年ぶりに土曜の夜に特番として戻ってきたばかり。
そして5月27日には、「速報!歌の大辞テン!!」が20年ぶりに特番で復活したのだから、現在放送中の音楽番組「with MUSIC」だけでなく、もっとバラエティ番組の要素を加味した音楽番組をやりたいのかなと勘繰りたくもなる。
「速報!歌の大辞テン!!」は1996~2005年に放送されていたのだが、初代MCを務めていた徳光和夫をはじめ、近藤春菜、志尊淳、せいや、三田寛子、横澤夏子がゲスト出演。この日の特番「特報!歌の大辞テン!!」では藤井貴彦アナと橋本環奈がMCを務め、昭和、平成、令和各年の6月にトップ10入りした曲から上位20位を紹介した。
ネット上には「なぜハシカンがMCなのか」「日テレは橋本を出したがりすぎ」「橋本はどんな番組にも出すぎ」といった声があがっているが、橋本は女優としてフィクションの世界で名医や管理栄養士などを演じるより、司会をしているほうがイキイキとしていて楽しそうに見える。
「環奈のMCは安定感があって安心して見ていられる」「本人や事務所は女優としてやっていきたいみたいだけど、明るくて華があって“橋本環奈のままでいられる”司会という仕事のほうが、環奈ちゃんには向いていると思う」「ハシカンは憂いのある表情や悲しみを表現したりする演技の仕事より、臨機応変な対応で場を盛り上げながら、よどみなく番組を進行する華のある司会が似合ってる」など、橋本が司会に向いていると感じている人は、ネット上だけでもかなり多いようだから、今後も橋本が「司会」に抜擢されることはなくならないことだろう。
(森山いま)