「うちの子、なかなかひらがなを書けるようにならないの……」とイライラしたり心配になったりしていませんか? 子どもは一人ひとり成長や学習のスピードが異なりますから、焦らずにていねいに進めることが大切です。次のようなステップで、混乱せずにスムーズに書けるよう後押ししてあげましょう。
■指でなぞる
まだ鉛筆をギュッと握ってしっかり書くことができない時期に、キレイな文字が書けないのは当たり前。「上手に書けていないよ」と伝えても自信はつきませんから、鉛筆で書かなくても文字のバランスを覚えられる方法でサポートしましょう。大きくひらがなが書かれたひらがな表などを使って一緒に指でなぞったり、クイズ形式で紙やテーブルの上になぞって書かせてあげたりすると、文字の形やバランスを覚えやすいですよ。
■トレーシングペーパーでなぞる
見た文字を近くに同じように書くのは結構ハードルが高いかもしれません。書き写すのに苦戦しているなと感じたら、トレーシングペーパーなどを活用して上からなぞり書きして写せるようにしてあげましょう。トレーシングペーパーでさまざまなものを書き写すことを楽しめる場合は、文字だけでなく絵なども経験させてあげるといいですね。
■手を添えて一緒に書く
自分の力だけで文字を書くのが難しい場合は、子どもが鉛筆を握る手をそっと支えて一緒に書いてあげましょう。鉛筆の動かし方を何度も経験することで、自分でも同じように鉛筆を動かせるようになっていきますよ。
子どもがどの段階でつまずいているのかチェックできると、サポートの仕方も選びやすくなります。まずはじっくり観察して、一緒に楽しみながら“いま練習させたいポイント”を見つけてサポートしてあげてくださいね。
(Nao Kiyota)