40代女性は読み間違えがち!?「タメ語→敬語」に変わる男性の真意とは?
恋愛未満、つまり「まだ付き合ってはいないけど、ちょっと気になる関係」や「いい感じかも?と思っている相手」との間でタメ語から敬語に変わったとしたら、その心理は繊細です。
恋愛未満のタイミングは恋愛感情や警戒心、自意識などが入り混じる「揺れる気持ち」が生じやすいからこそ、“敬語に変わったサイン”には思っている以上に深い意味が隠されていることも…。
■年齢を重ねると相手の変化に鈍感になりがち?
年齢を重ねるほど、自分なりの「人との付き合い方」や「正解」が確立されていくものです。そのため他人の変化に対してもこれまでの自分の経験則を当てはめがちになり、相手自身が見せている些細な変化よりも、自分の経験則を優先して判断する傾向も否めません。
何か違和感が生じても「この程度なら、大丈夫だろう」「前にもこういう人はいたけれど、大丈夫だった」などと相手の態度を軽く捉えてしまい、いわゆる「経験の副作用」とも言える状況に陥りがちです。
しかしこの「副作用」こそ、のちに男女間の温度差を招く理由にもなりやすいのです。
■タメ語→敬語に変わる男性の真意は?
結論から言ってしまえば、タメ語でコミュニケーションをとっていた相手が敬語に変わったときには、大人であるほど「距離をおきたいサイン」です。
「距離感を近づけすぎたかも」と思ったら、あえて敬語に戻すことで関係にブレーキをかける心理が働く人は多く、真面目なタイプや慎重な性格の人ほどこの傾向は顕著です。
つまり、男性がタメ語から敬語に戻るときには「あなたは恋人候補ではない」という無言のメッセージが隠されている可能性は決して低くありません。
さらには、敬語に変わったメッセージから受ける印象が以前より冷たく感じたり、絵文字やスタンプが減ったりといった変化もあるようなら、ほぼ間違いなく「今は距離をおきたい」のサインでしょう。
他方で、「好き」の感情を隠したくていわゆる“好き避け”的に照れ隠しで敬語に戻すパターンもゼロではありません。しかしこの場合はメッセージ全体に冷たい印象は感じさせない文面が多く、ただ言葉遣いが「敬語」という丁寧語になっただけというパターンが主流です。
また、恋愛や恋心に不慣れであるほど照れ隠しから敬語を用いりがちなので、大人世代よりも比較的若い世代に多いパターンでもあります。
■敬語に変わったメッセージの真意を読み誤るとトラブルに
タメ語から敬語に変わった相手の真意を読み誤ってしまうと、空気が読めない交流のもと。
そのまま突き進んでしまえば、のちのちには「うざい人」「勝手に勘違いしている」のレッテルをも貼られかねません。
大人の恋は、過去の経験則から相手の真意を勝手に判断しがちな面も否めません。若い頃には単純な「照れ臭さ」から距離を感じさせる言動に変わっただけだとしても、大人になるにつれてもっと複雑な感情や事情が混じり合い、「照れ臭さ」ではなく「明確な距離感の調整」というシビアな意思に基づく行動が増えるのも、また傾向でしょう。
相手の言葉遣いがタメ語から敬語に変わったときには、一度冷静に相手との関係を見直してみるタイミングと心得たいものです。
(元市議会議員・メンタル心理カウンセラー/並木まき)
