長嶋一茂、「バカ息子」事件から10年 落書き被害を“珍コメント”で爆笑ネタに変えた「完全勝利劇」
タレント・長嶋一茂にとって「落書き事件」は、いまや笑いのとれる鉄板ネタのようだ。9月21日放送の「一茂×かまいたち ゲンバ」(日本テレビ系)でも、当時の心境について語る一幕があった。
一茂は2014年、都内の自宅の壁に「バカ息子」などとスプレーで落書きされる被害に遭った。その後の捜査で、犯人は元女優のマネージャーだったことが発覚。警視庁の調べに対し、マネージャーは“女優から指示されたのではなく、自らの意思で落書きをした”と供述していたが、女優は騒動後に仕事が激減して芸能活動を引退している。
これについて、番組MCのお笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一が、相方・山内健司に「知ってる? この話の後日談。“バカ息子“って書かれた一茂さん、『ウチには娘しかいないんだけどなぁ』ってピンときてなかった」と、一茂が被害後に残した“珍コメント“を紹介。
すると山内は「え!? (バカ息子が)自分だと思わなかったんですか? どう見ても一茂さんやん」「ほんまのバカ息子」と言いたい放題。これに対し一茂は「どう見てもじゃねーよ! 当の俺はそうは思わないわけよ」と返し、自分のことだとはまったく気づかなかったと語った。
「一茂は、6月14日放送の『ガチ対決!!第18弾 通販王決定戦』でも落書きトラブルに言及しています。最新の多機能防犯カメラが話題に上がると、自ら『この話、ちょっといいですか?』と切り出し、『防犯カメラをつけてて、(映像を確認すると)犯人らしき人がこう歩いてくるんですね。夜中の4時頃に。でも結局は誰だか分からなかったんですよ。(はっきりと顔までは)分からなかったんで』と説明。しまいには共演者から『落書き界のレジェンド』などとイジられ、『ボク、被害者だから!』と反論してスタジオを盛り上げていました。今ではすっかり一茂の“鉄板ネタ“と化しており、トークの材料として巧みに使いこなしています」(テレビ誌ライター)
実害はスプレーによる落書きのみということで、トラブルをトークネタに昇華させた一茂側の“完全勝利”と言えそうだ。
(木村慎吾)
