【ばけばけ】ヒロインの夫のモデルになった小泉八雲は、阿佐ヶ谷姉妹の姉・渡辺江里子より妹・木村美穂が好きだった?
9月29日からスタートしたNHK朝ドラ「ばけばけ」。これが朝ドラ初出演となる阿佐ヶ谷姉妹は、姉の渡辺江里子が「蛇」、妹の木村美穂が「蛙」となり、朝ドラにおける「語り」の役割を務める。
「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツと小泉八雲ことラフカディオ・ハーンをモデルにした、ふじきみつ彦氏が手掛けるオリジナル脚本で、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描くストーリーだ。
第1話の冒頭で、小泉セツをモデルにした主人公の松野トキを演じる髙石あかりが、小泉八雲をモデルした夫のレフカダ・ヘブンを演じるトミー・バストウに聴かせていた「耳なし芳一」は、史実として八雲が最も気に入っていた物語と言われている。
そんな冒頭シーンに、阿佐ヶ谷姉妹が「蛇です」「蛙です」というセリフとともにカットイン。「トキとヘブンを見守る蛇と蛙」として、声のみで登場した。
これもまた史実だが、八雲は「蛙」が大好きで、「蛙」を狙う「蛇」に肉片を与え、「蛇」から「蛙」を助けることもあったという。ということは「ばけばけ」でいうと、「蛇」を演じる姉の江里子よりも、「蛙」を演じる妹の美穂を好きだった…と言ったら乱暴すぎだがネタとしていかがだろうか。
阿佐ヶ谷姉妹が今後、「あさイチ」(NHK)等にゲスト出演した時に、「八雲さんは私より美穂さんのことのほうが好きだったそうなんです。史実として」などと、江里子の“話の枕”に使いやすいネタだと思うのだが…。
(森山いま)
