二宮和也版「ミリオネア」に有吉弘行が“回答者がAIで正解割り出し可能性”指摘で求められる「ルール改正」
令和の「クイズ$ミリオネア」はまず、「テレフォン」の使い方に新ルールが必要になるかもしれない。9月28日放送のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN系)では、嵐・二宮和也が司会を務めることが決まった、往年の伝説的クイズ番組にまつわるテーマでトークが展開された。
2000年から2007年まで放送されていた「クイズ$ミリオネア」(フジテレビ系)は、今年3月に他界したみのもんたさんが司会を務め、正解発表までの長い間(ま)を使った独特の世界観や、1000万円という高額賞金でも大きく注目されていた。
そんな「ミリオネア」が来年の春に特番として復活することが9月24日に発表され、司会は二宮が担当するという。みのもんた版「ミリオネア」では、クイズの挑戦者に与えられた3つの「ライフライン」として、答えを4択から2択まで狭めることができる「50:50」や、スタジオの観覧客に答えを予想してもらう「オーディエンス」、そして、制限時間内に家族や知人などの身内に電話して回答を聞くことができる「テレフォン」が用意されていた。
有吉は「SUNDAY NIGHT DREAMER」のトークの中で、令和の二宮版「ミリオネア」でもこのライフラインを利用可能にした場合、「テレフォン」が最強の武器になってしまう可能性を指摘。その理由として「テレフォンって、そのままAIに聞かせたら、答えが出ちゃうんじゃないかなと思って」と述べ、「昔は電話で聞いて、(電話相手が)パソコンで答えを調べてたけどさ。時間が間に合わないという。でも、AIのスピードだったら強いよね。だから、ここ一番でテレフォンを使いたいっていうのが発生するかもね」と、“テレフォン最強説”を予想していた。
「平成版の『ミリオネア』では、『テレフォン』は問題文や4つの選択肢を全て相手に伝えるだけでも時間を要してしまううえに、相手が問題を考える時間も必要になるので、ほとんどの挑戦者が時間オーバーになり、効果的に駆使できているケースはごくマレ。しかし現在、一般に普及しているChatGPT、XのGrok、GoogleのGeminiなどの人気AIアプリでは、音声認識機能も発達しており、どんな問いにも一瞬で回答を用意してくれる知能の高さが売りです。『テレフォン』で電話を受ける側が、初めから音声認識機能を使ってスタンバイしていれば、わざわざ問題文を入力する必要もなく、すぐに正解を割り出せてしまいます。このあたりは平成にはなかった要素なので、令和版『ミリオネア』では“AI使用は禁止”ルールが追加される可能性は高いでしょう。ネットにも『検索はなしで自力で答えてほしいところはある』との声や、『オーディエンスも参加者が全員スマホを持ち込めたら最強』とする指摘もありました」(テレビ誌ライター)
令和版「ミリオネア」は時代に合わせたアップデートがかなり求められることになりそうで…。
(木村慎吾)
