公式試合ではなく練習の段階ではあるが、宮原知子の関西大学の先輩で、同じ濱田美栄コーチの門下である細田采花選手がトリプルアクセルを跳んだという。
「濱田コーチとともに指導している田村岳斗コーチがブログに『すごい画像』と題して細田選手のトリプルアクセルをアップしたのです。細田選手はこれまで大きな大会で成績を残すことはなく、昨年末の全日本選手権では15位でした。スケート連盟には特別強化選手、強化選手A、強化選手Bという枠がありますが、細田選手は選ばれていません。田村コーチは動画に添えたコメントで『女子選手で大学4年になってからジャンプが進化するってすごい事です。これは色々考え直す大きな理由になると思う』と書いています。全日本選手権の試合後、宮原選手が『もう最後と思って、込み上げて泣いちゃった‥‥』と先輩である細田選手に涙を見せる場面がありましたから、これで引退のつもりだったのではないでしょうか。トリプルアクセルが跳べたことで、今後も選手生活を続けてほしいものですが」(スポーツライター)
ソチ五輪の出場や世界選手権銅メダル、全日本選手権の優勝など活躍をし、遅咲きと言われた鈴木明子も、病気で一時競技を中断し、強化選手から外されていたことがあり、再度強化指定をうけたのは23歳、頭角を表したのは24歳だ。細田選手も、競技を続ければこれから大きく花開くかもしれないのだが。
(芝公子)
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