ミランダ・カーが美容のために食べているということで、ブームが起こっているゴジベリー。日本では杏仁豆腐などに乗っている「クコの実」の名で有名な甘酸っぱい果実です。クレオパトラや楊貴妃も毎日食べていたといわれ、古くから美容食材として知られていたクコの実、いったいどんな美のパワーが秘められているのでしょうか。
日本スーパーフード協会のサイト( http://www.superfoods.or.jp/ )でも、このクコの実は優先的に国内で推奨する「プライマリースーパーフード10」に入っており、そのはたらきは、「ビタミン、ミネラル、たんぱく質の他、美肌にも良いβ-カロテンが豊富に含まれています。薬膳でも使われる食材で、カラダと心を癒してくれるだけでなく、エイジングケア効果も」と説明されています。
クコの実は中国では古くから漢方食材として取り入れられてきましたが、東洋医学を専門とするライターに話を聞くと、こんなことを教えてくれました。
「東洋医学ではクコは実の部分を『拘杞子』、葉を『枸杞葉』、根の皮の部分を『地骨皮』と呼んで、それぞれ治療薬として使ってきました。拘杞子は主に、解毒作用や、滋養強壮、免疫力強化、また血糖値を下げたりコレステロールを低下したり、目の疲れを癒すという働きがあると伝えられています」
美容に関しては、このクコの実が持つデトックス作用や、免疫力を高めて肌を丈夫にするという作用がポイントになるといいます。
食べ方としては、杏仁豆腐やおかゆに添えるだけでなく、お湯を注いでクコの実茶として飲んだり、ヨーグルトやシリアルに混ぜて食べたり、幅広く使えますが、「食べ過ぎるとお腹を壊したり、気分が悪くなる人もいるので、多くても1日30粒程度がおすすめです」(前出ライター)とのこと。
甘酸っぱいクコの実を日常的に食べて、美肌づくりしてみませんか?