10日、「ニューヨーク コミコン2015」にて、日本の大ヒットアニメ「TIGER&BUNNY」のハリウッド実写映画化が発表された。
本作は、近未来都市を舞台に、“NEXT”と呼ばれる特殊能力者が「ヒーロー」を職業にして、悪と立ち向かうというもの。「ダ・ヴィンチ・コード」「ビューティフル・マインド」などを手がけたロン・ハワードが製作総指揮を手がけるとのことで、話題性も十分。ファンも大きな期待を寄せているようだ。
「落ち目のヒーロー・虎徹と、クールなルーキー・バーナビーの主役コンビは、アメリカ映画が得意なバディものにピッタリ。ハリウッド作品ならではのアクション、CGとの相性もバッチリなタイトルだと思います」(アニメライター)
しかし、このニュースに関して別の意見もある。これまで「ドラゴンボール」「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」「ストリート・ファイター」など、日本の数々のコミック・ゲームがハリウッドによって映像化されてきたが、どれもファンが望んだ内容にならず、惨敗に終わっている。
「特にこの作品は女性ファンが多いので、そのあたりはデリケートにならないと厳しいでしょうね。今回のスタッフは理解があるようですが」(映画ライター)
そもそもハリウッドでは企画が動いても、脚本製作の段階や、撮影インの直前などでも、あっさり「製作中止」となる話はよくある。映画が実際に完成・公開されるまで、予断はまったく許されないのだ。
思わぬ傑作が誕生するのか、それとも新たな駄作の誕生となるのか、まずは映画を無事完成してもらいたいものだ。