元AKB48で現在は女優として活動する島崎遥香が、副鼻腔炎の手術を受けていた。これは6月14日に行われたドラマ「ブランケット・キャッツ」(NHK)の会見において局側から明かされたもの。NHKでは島崎が手術を受けたばかりのため、声が聞き苦しいところがあるかもしれないと説明していた。
この副鼻腔炎とは、鼻の周りにある空洞の副鼻腔が腫れたり、膿が溜まったりするもの。慢性化したものは蓄膿(ちくのう)と呼ばれ、全国で100万人が患うポピュラーな疾患でもある。芸能界でもココリコの遠藤章造や元オセロの松嶋尚美らが蓄膿を告白しているが、その治療方法がなかなかにホラーだというのだ。医療ライターが語る。
「慢性化した蓄膿症では溜まった膿を定期的に抜く対症療法も珍しくありません。その方法は15センチほどもある金属製の管を鼻の穴から挿入するというもので、最初のうちは大量の出血を伴うこともあります。また最近は減っていますが、以前は鼻の穴の入り口付近から管を突き刺すこともありました。いわば太い注射で膿を吸い出すわけです」
頭蓋骨の模型を見ると、鼻のところがハートを逆さにした形の大きな穴になっているのが分かる。ここに注射器を直接差し込むというのだから、想像しただけでも身が震えそうだ。さらに島崎が受けたような手術もまた、ホラーさながらの絵図になるという。
「症状が酷くなると手術で切開するのですが、その際には顔の表面ではなく上あごを切り開きます。具体的には歯ぐきの上端を切るのです。口の中から切るのは顔に傷をつけないためではなく、顔面神経を傷つけないためですね」(前出・医療ライター)
ともあれ島崎がいかにキツい手術を受けたかを考えれば、今後の女優活動を応援したくなるのではないだろうか。
(白根麻子)