美容にこだわる30代40代の女性にとって、肌の状態は非常に気になることのひとつですよね。10月にもなると、夏にダメージを受けた肌がようやく落ち着いた頃かと思いきや、すぐに乾燥の季節がやってきます。乾燥は肌トラブルの元。あなたの「乾燥対策」は十分ですか?
お肌の乾燥対策といえば、「保湿」。入浴後に化粧水やクリーム、オイルなどでのケアが一般的ですよね。溝の口駅前皮膚科院長の玉城有紀さんによると、お風呂上がりには肌の水分が失われ、急激に乾燥が進むのだそう。なので、体を拭いたらできるだけ早く保湿することが大切なんだとか。
とはいえ、お風呂上がりはなんとなくダラダラしてしまって、ついついケアがおざなりなんてことはありませんか? そんなリスクを軽減し、最近注目されているのが、お風呂の中での保湿習慣=「お風呂保湿」です。
玉城さんは、保湿剤は水分がある状態で蓋をするほうがいいといわれているので、お風呂での保湿ケアがお風呂後の乾燥を防ぐのに効果的だといいます。また、日本健康開発財団・温泉医科学研究所が行った、入浴中の保湿による出浴後の皮膚乾燥予防効果を検証した実験によると、お風呂での保湿ケアがお風呂上がりの過乾燥予防に効果的であり、「お風呂保湿」をすることで、お風呂上がりに保湿ケアをすべき制限時間の保湿リミットが延びることがわかったそうです。
なるほど、毎日忙しくてお肌のケアにじっくり時間がかけられない!もしくは、めんどくさい!なんて人も、お風呂での保湿を習慣にすれば、効率的にケアができるということなんですね。たとえば、資生堂専科から発売された泡状パックの「パーフェクトホイップマスク」や、クリームタイプの商品など、インバスケアグッズも多く発売されているため手軽に始められそうです。
「お風呂保湿」は、今後の美容トレンドとなりそうです!