11月10日、テレビ東京の人気バラエティ番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が映画化されることが発表された。映画版は台湾を舞台に、2016年春の公開を予定しているという。
「今ではテレ東の看板番組となった『バス旅』ですが、視聴者には高齢者も多く、テレビで気楽に観られる旅番組というのがウリでした。しかし今回は映画化にあたり4K映像の使用や、言葉の通じない海外でロケを行うなど、視聴者に求められていない部分ばかりに力を入れているため、『間違った方向に進んでいる』『誰が映画館に金を払ってまで観に行くんだ?』という声が番組のファンから殺到しているのです」(テレビ誌記者)
同番組は、太川陽介と蛭子能収のコンビに加え、毎回、マドンナが旅に参加しているが、映画版には三船美佳が出演するという。しかしこの起用に関しても、彼女は現在、離婚調停中ためイメージがあまりよくなく、視聴者からは「高橋ジョージの顔がチラつく」という不満も出ているようだ。
そんな「路線バスの旅」だが、なぜここにきて突然、映画化となったのだろうか。
「この番組は元々、自由奔放な蛭子の行動が視聴者にウケたことで人気となりました。つまり彼あっての番組なのですが、最近その蛭子が『もう飽きた』『辞めたい』としきりに口にしており、『ローカル路線バス旅』は存続の危機にあると言われています。また番組が始まってすでに8年が経過していますし、もう日本では旅をする路線バスのルートがなくなってきている。そのためスタッフは最後に一儲けしようと映画化を企画したのかもしれません」(前出・テレビ誌記者)
2008年には最高視聴率15%を記録したという「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」。テレ東としては今後も継続していきたいだろうが、出演者の蛭子能収は年齢が70歳に近くなり、体力に関しても限界が近づいてきているに違いない。
(森嶋時生)