女優の桜井日奈子さんは、1人カラオケに行くと男性の歌ばかり歌っているそうです。その理由は、自分は声が低いからといいます。
桜井さんのような女性がいる一方で、あえて男らしい声を出さなければならない職業の女性もいます。それは、宝塚歌劇団の男役の女性。でも、わざと男らしい低い声を出していると声帯を痛めてしまうと指摘するのが、認定音楽療法士である青拓美さんです。
青さんの著書「人生がうまくいかない人は声で損をしている」(扶桑社刊)の中では、宝塚のトップスターに男性のような声を出すためのアドバイスをした内容が書かれています。それは、「声を低くするのではなく、深くすること」なんだとか。声を深くすれば、男性らしい声が出るというのです。
ポイントは、喉は締めず、正しい姿勢で横隔膜を正しく使った『腹式呼吸』。腹式呼吸で発声すると、響きのある声が出て、高い音でも男性の声のように聞こえるそうですよ。
女性が男性の歌を歌う理由はいろいろです。ただその歌が好きだからという人もいるでしょう。何はともあれ、歌うときはカッコよくありたいもの。カラオケなどで男性ボーカルの歌をよく歌う女性は、腹式呼吸を忘れずに、カッコよく決めてみましょう!