「なにもその役を受けなくても?」とドラマファンが心配するのが、女優の芳根京子。難病のギランバレー症候群を克服した根性娘で、若手の中でも「演技派」と評判の癒し系美人女優でもある。
「NHK朝の連ドラ『花子とアン』で脇役を好演するなど、徐々に知名度を上げていった彼女は昨年、同じく朝の連ドラ『べっぴんさん』で主演に抜擢されました。社会現象となった『あまちゃん』(13年)の能年玲奈(当時)と雰囲気が似ていることから、芳根も国民的ヒロインになるのではと期待されたのです。ところが思ったほど視聴率が伸びず、近年の連ドラでも失敗作の箱に入れられてしまった。第二の能年を目論んだ関係者も失望したはずですが、彼女自身に『もってない』イメージがついてしまった。まさか、それ以来となる主演が月9の『海月姫』とは、なんという皮肉」(エンタメ誌編集者)
「海月姫」は漫画家・東村アキコの人気コミックで、14年に実写映画化。その主演が能年玲奈(当時)で、しかも彼女の最後の主演作といういわくつきの作品なのだ。
「それだけでも、なぜまた能年の後釜を?という疑問がまず湧きました。嫌でも再び彼女と比べられますし、それに能年主演の映画自体も大コケで、いろんな意味でイメージがよくない。クラゲ好きのオタク女子がエキセントリックな仲間と出会い、次第に恋を知っていくコメディは面白い。おそらく、芳根にもぴったりハマるでしょう。ですが、ジンクス的にも“食べてはいけないクラゲ”となる可能性が高いと思います」(前出・エンタメ誌編集者)
今回のドラマ制作発表が報道されると、ネット上も即座に反応。とはいえ、「フジテレビもネタがなさすぎる」「また低視聴率だけが話題になりそう」「のんちゃんのサプライズ共演でもない限り厳しいと思う」「映画もコケたしな‥‥」と、ネガティブな意見が目立ってしまった。
芳根本人は「やるとなったら、目一杯楽しんでこの冬はクラゲ色に染まりたいです」とコメント。心配を跳ね除け、月9に再び風を吹き込んで欲しいものだ。
(小机かをる)