KAT-TUNの田口淳之介が来春のグループ脱退を発表。結成当初の6人組が3人組へと半減することとなった。ここで気になるのがグループ名の行く末である。もともとは亀梨(K)、赤西(A)、田口(T)、田中(T)、上田(U)、中丸(N)の頭文字を繋げた名前だったのだが、その変遷を芸能ライターが解説する。
「赤西の脱退では、亀梨の“か”をKAとすることでリカバー。次いで田中が契約解除で脱退した際には、上田の名前が竜也だったのが幸いして、彼のイニシャルTUを充てることができました。しかし今回、田口のTが抜けてしまうと、もはやリカバーは不可能。グループ名を変えるのか維持するのか、その対応が注目されています」
仮に「KA-TUN」に変更した場合、カトゥーンの読み方は維持できそうだ。またジャニーズには、「A.B.C.」が橋本良亮の加入を機に「A.B.C-Z」に改名したという前例もある。一方で、「関ジャニ∞」は“エイト”という名前の通り当初は8人組だったが、2005年に内博貴が脱退。だがエイトの名前を変えることはなく、2012年には映画「エイトレンジャー」を制作するなど、7人組になっても「8」にこだわり続けている。
今回、KAT-TUNがどちらのパターンを踏襲するかが注目されるが、実はそれ以前に気になることもある。それは解散の可能性だ。ジャニーズでは「グループとしての解散は予定しておりません」と念押しはしているものの、事実上の活動停止は十分にあり得る話。しかも、それを示唆する状況証拠があるというのである。前出の芸能ライターが教えてくれた。
「2006年3月22日にデビューしたKAT-TUNは、来年3月が満10年の区切り。そこで10周年記念コンサートを開催し、田口のラストステージを飾れば、活動を休止してもファンは納得できるでしょう。しかも今年3月には亀梨が、雑誌の取材で『アイドルなんてあと1年かな』と話しているのです。その時点ですでに1年後の活動休止が決まっており、それに合わせて田口も事務所を辞めるという可能性も考えられます」
ドーム級のコンサートであれば、1年前から会場を押さえていることも珍しくない。ジャニーズファンは今から、来年3月22日前後のスケジュールを空けておくべきではないだろうか。
(金田麻有)