宴会にパーティにと、なにかと不規則な食生活が続く年末年始。増加する体重を食い止めるためにも、「なにかダイエットをはじめないと‥‥」と考えてる人は多いでしょう。
そんなときネットや書籍を調べてよく目にするのが「体幹を鍛えればお腹が凹む」「体幹を刺激してスッキリボディ」という言葉。このよく聞く“体幹”ってなんのことだかご存じですか?
「簡単に言ってしまえば、人の体から腕と脚、頭部を除いた部分です」。こう説明してくれたのはダイエットや筋トレの記事を数多く手がける健康雑誌のライターさんです。
「ただし、いまの説明は解剖学的な意味での体幹です。機能的な意味での体幹は、肋骨の下から股関節までの部分。歩くために脚を動かす、投げるために腕を振る、こうした動作の全ての力が体幹の筋肉から生まれているんです」(前出・健康雑誌ライター)
では、その体幹がどうしてシェイプアップに繋がるのでしょうか。
「体幹には目に見える腹直筋や脇腹の外腹斜筋のほかに、体の奥深くに普段は意識しないたくさんの筋肉があるんです。それがさまざまな動作の力を生み出しているのですが、同時に体や内臓の重さを支える役割もしています。そのため、日常生活では使わないでいると徐々に力が衰えてしまい、内臓の重さを支えられなくなるんです。これがポッコリお腹の原因になるんです」(前出・健康雑誌ライター)
下腹ポッコリに一番関係しているのが、背骨の下から骨盤まで繋がっている大腰筋群と、骨盤の底にある骨盤底筋という筋肉。エクササイズでこの筋肉を鍛えると、内臓が正しい位置に収まって、ポッコリも解消されるのだとか。なるほど、ということはウエストのくびれも?
「もちろん関係してきます。外腹斜筋の下には内腹斜筋、そのさらに奥には腹横筋という筋肉があり、そこを引き締めていくとキレイなくびれも作れます」(前出・健康雑誌ライター)
モデルの中村アンさんや女優の菜々緒さんたちは、インスタグラムで見事に引き締まったお腹とウエストのくびれを披露しながらトレーニング中の写真を公開していますが、あのスタイルの秘密はこの“体幹”を鍛えていたからなんですね。