芸能界に大きな衝撃をもたらしたベテラン俳優・大杉漣さんの訃報。あまりにも突然の知らせに、いまだ現実を受け止められない同業者も多い。
「大杉は芸能界でも屈指の猫好きで知られ、亡くなる直前に更新された公式ブログ『大杉漣の風トラ便り』でも、〈お早うございます! トラ こんな顔で僕を見ます ご飯にして欲しいのだと思います わかったよ!〉と、愛猫トラの写真をアップしています」(女性誌記者)
大杉さんの急逝が報じられたのが、2月22日(ニャンニャンニャン)の「猫の日」だったことから、猫好き芸能人からも悲しみの声が数多く寄せられている。
「BSジャパンでは、この日『BSニャパン・猫の日特別編成』を行い、猫好き俳優の田中要次が、“BSニャパン 一日社長”に就任し会見を行いました。田中は大杉と仕事だけでなく猫好き仲間としても親交が深く、記者から亡くなった大杉について質問されると『まだ翌日なので…』と声を詰まらせ、『トラちゃんについて話したりとか。先週も仕事でお会いしたばかりだった』と、沈痛な面持ちで悲しみを語りました」(スポーツ紙記者)
自身のInstagramに頻繁に愛猫の写真をアップしている石田ゆり子は、同日の更新で「心の整理がつきません」と心境を語り、「トラちゃんを家族に迎え入れてすぐの頃 ドラマの撮影で久々にご一緒し 子猫のトラちゃんの可愛さに メロメロな溶けそうな笑顔を見せていた漣さん」と、大杉さんとの思い出をつづった。
また、2000年に公開された映画「三文役者」などで共演し、猫を通じても交流の深い女優の川上麻衣子は、スポーツ紙で「新藤監督の映画撮影の合間に、お互いがそれぞれ飼っている猫の写真を見せ合い、はしゃいだ事が一番、印象に残っています」と、振り返っている。
「大杉は、2008年に映画『ネコナデ』の主演を務めています。飼い猫の“トラ”は、この映画に出ていた子猫。クランクアップの時、トラが大杉の顔をじっと見つめるので、涙がポロポロ出てきて『この子を譲ってください』と動物プロダクションに頼み込んで譲ってもらったそうです」(前出・スポーツ紙記者)
残されたトラも、悲しみに暮れているに違いない。
(窪田史郎)