子どもの食事というと、ママとして気になるのが栄養面のこと。でも、味のことも考えたほうがいいかもしれません。なぜなら、「子どもは大人よりも味覚が優れている」といわれているからなのです。
森永製菓が大人と子どもの味覚の違いを街頭調査したところ、子どもの舌が森永ビスケットに含まれるわずかな酸味を察知。「イチゴが入ってる」と子どもらしい表現で、見事に酸味を言い当てたそうです。
味博士こと、AISSYの鈴木隆一さんによると、どうやら味蕾(みらい)という舌の上の味覚センサーの数が、大人になるにつれて減少することから、人によっては大人よりも子どものほうが2倍も味覚が鋭いこともあるのだそう! そう考えると、子どもに食べさせる食事の味付けには、気を使ったほうがいいことがわかりますね。
味博士の研究所サイトによると、子どもは甘味、旨味、塩味が好きで、苦味や酸味が苦手なのだそう。大人は苦みのある食べ物も美味しいと食べますが、子どもは本能的に毒や腐食を見分け、避けているだけなんだとか。無理に「ピーマンも食べなさい!」と言ったところで、子どもたちは「だって毒じゃん」と思っているのかもしれませんね。