眠っているのに眠りが浅い気がする…という悩みはありませんか? とくに年齢を重ねると、眠りの悩みは増えるものですよね。ぐっすり深い睡眠をとって、健康や老化予防に役立てたいものです。
満尾クリニック院長で医学博士の満尾正さんの著書「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣」(主婦の友社刊)によると、深い睡眠をとると肌や全身の組織の修復を促す「成長ホルモン」の分泌を促し、脳の老廃物をスムーズに排出して脳の老化も防いでくれるのだとか。そして、深い睡眠を得る助けになるのが、ホタテやエビに多い「グリシン」というアミノ酸。速やかに深部体温を低下させて入眠を導くことが報告されているそうですよ。
また、睡眠専門医の白濱龍太郎さんの著書「人生が劇的に変わる睡眠法」(President Inc刊)では、和食でよく使われる食材の魚類、豆腐・納豆・みそ・しょうゆなどの大豆製品、ナッツ類などに多く含まれる、「トリプトファン」を積極的に摂取するといいと書かれています。トリプトファンは、睡眠を促す物質の原料になるそうです。
寝苦しい季節が続きますが、ホタテやエビなどのグリシン、魚や大豆製品などのトリプトファンを食事で摂り入れ、健康的な睡眠を実現させましょう。