足立梨花と小島瑠璃子は共にホリプロに所属する人気タレントだが、SNSにおける“世渡り術”では後者に軍配が上がったかもしれない。
バラエティ番組などでは爽やかな笑顔を絶やさない健康的なイメージで器用に立ち回る2人。しかし、その些細な差が如実に現れたのはツイッターでの振る舞いだった。
去る6月28日、足立はロシアW杯グループステージ最終戦・ポーランド戦での終盤の時間稼ぎ戦術に関して、「なんというか(決勝トーナメント進出は)嬉しいんだけど、素直に喜べないというか。不思議な気持ちでいっぱいです」とつぶやくと、多くの非難を集め、数分後には「なんかほんとここ最近、サッカー関連でめんどくさい人多すぎ。なんなの? 好きなこと呟かせてよ。嫌なら私のツイート見るなよ」などと怒りを爆発。
ホリプロで2年先輩に当たる足立がプチ炎上の矢面となる中、小島もポーランド戦についてツイッター上で言及。「日本代表、決勝T進出。本当にお疲れ様でした。ありがとう!!! あの最後の時間は一瞬あれ?って思ったけど、よく考えてみたら私たちの日本代表なのだから、私たち日本の為の行動だと思います。選手の頭には利己的な考えなんてなかったと思うんです」と語り、足立の“ボヤ騒ぎ”からほとぼりが冷めた約12時間後に投稿している。
「こじるりがスマートなのは、先輩・足立の騒ぎによって世間がポーランド戦の戦術をどのように見ているかをある程度察知できるタイミングになってから、中立的な“平和ツイート”を投稿した点です。また、最後には『写真は梅雨の時期のご褒美、紫陽花らぶ』とも同ツイートに付け加え、綺麗なアジサイの画像も添付。サッカーに関する“ガチな評論”は控え、あくまで初心者としての立場をキープし続けたことで嫌われないツイートに徹した格好です。その甲斐あってか、リプライ欄には『やっぱこじるりとは意見が合いますわ』『とても素晴らしい意見』『このツイートでこじるり好きになったよ』との柔和な反応が集まっています」(芸能ライター)
プライベートな本音を漏らすことはツイッターサービスの醍醐味だが、好感度が重要なタレントにとっては、小島瑠璃子の平和なつぶやきこそが優等生な振る舞いといえるだろう。
やはり、こじるりのバラエティにおける的確なコメントや、潤滑油としての器用なロールプレイングの裏には、こうした賢さや堅実さがあるのかもしれない。
(木村慎吾)