日常的に触れるビジネス用語、でも、間違った使い方をしていませんか? 一度そのように使ってしまうと、以降はそれが当たり前のように感じてしまい、そのまま使い続けてしまうことってありますよね。もちろん正しければいいのですが、「実は間違いだった」というビジネス用語はたくさんあります。そこで、間違って使ってしまいがちなビジネス用語を2つご紹介します。
●「了解です」と「承知しました」
上司など目上の人から何かを依頼されたときに、「了解です」を使うのはNGです。幸運社編集の「信頼される社会人へのパスポート敬語検定」(PHP研究所刊)によると、「了解です」は、辞書では「事情を思いやって納得する、理解する」という意味で、上司からの仕事を承諾するという意味で使うには、あまりふさわしくないとされているそうです。
●「とんでもございません」と「とんでもないです」
賛否両論あるフレーズですが、「とんでもございません」は本来間違った使い方なのだそうです。「『間違いやすい日本語』の本」(PHP研究所刊)によると、「とんでもない」は、「とんでも」と「ない」がくっついた言葉ではなく、「少ない」「危ない」と同様に「とんでもな・い」という形なので、「ない」は切り離せないのだとか。そのため、「ない」をていねいにした「ございません」は、日本語として間違っているというワケです。
一度間違って使ってしまい、それがクセになると直すのはなかなか大変ですが、「それって間違っているんじゃ…?」と、人から思われないためにも注意したいですね。