このところ手料理好きのアピールに忙しい藤原紀香が、1月7日付のブログで粕汁作りにチャレンジした様子を公開した。母親が薦めてくれた酒粕を使ったというもので、おすそ分けもしたという。この粕汁を、交際中の片岡愛之助サイドへのシグナルだと見るのは、女性誌のライターだ。
「兵庫県出身の紀香さんと、大阪出身の愛之助さんに共通するのは、関西風の味です。なかでも粕汁は灘や伏見といった酒蔵を抱える関西が発祥の料理で、関西の方にとっては冬の定番メニュー。今回使った酒粕もおそらく地元のものでしょうから、関西の味を知る良き妻を存分にアピールできたことでしょう」
たしかに関西と関東の味はかなり異なっており、粕汁は関東ではさほどメジャーな料理ではない。とは言え、大した手間がかかる料理でもなく、そんなに大きなアピールになるのだろうか? 女性誌ライターが続ける。
「愛之助さんは上方歌舞伎を代表する名跡を受け継いでおり、今では数少ない関西出身・在住の歌舞伎役者です。地元のご贔屓筋からの支援も厚く、その妻に求められるのはやはり、関西の風習や文化に馴染んでいることでしょう。その点ではご両親が和歌山出身で、神戸の女子大を出た紀香さんは条件に適っています。そこにきて関西の味をアピールとなれば、上方歌舞伎界における好感度はますます上がったことでしょうね」
出身地という、努力では乗り越えられない壁。どうやら熊切あさ美と紀香の勝負は、最初から決着がついていたようだ。
(白根麻子)