8月12日に大阪府の富田林警察署から脱走し、9月29日に山口県周南市で逮捕された樋田淳也容疑者。この逃走劇について有吉弘行が「そんな逃げられるものなの?」と疑問を呈したのが9月26日放送の「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)。同番組にて有吉は、逃走中の容疑者に関して「『逃走中』(フジテレビ系)とかすぐ捕まるぜ?」と語り、スタジオを笑わせていた。
樋田容疑者を巡っては、日雇い労働者の多い地区に潜伏している説や、女装趣味があったことから新宿二丁目などに潜んでいるという説、果ては逃亡に疲れ果てて自死したという死亡説まで、様々な憶測が流れていた。だが、女性の間では「男性には分からない恐ろしい潜伏先」が噂されていたという。
「容疑者が一人暮らしの女性を狙って部屋に押し入り、居座っているのではないかと懸念されていました。社会人であれば何日も無断欠勤したら怪しまれますが、学生やフリーターなら外出しなくても、疑問に思う人がいないこともあり得る。だからこの事件に関しても、被害に遭っている女性がいるのではないかと‥‥」(女性誌のライター)
しかし女性の部屋に押し入ったとしても、生活するためにはいずれは食糧を調達する必要がある。宅配ピザなどに頼っているとすぐに資金が底を尽くため、被害者女性に買い物に行かせる必要も出てくるはずだ。その際に警察に逃げ込めば良さそうなものだが‥‥。
「もし女性が容疑者に暴行され、その様子を撮影されていたでもしたら、恐怖心のあまり自宅に容疑者がいることを周りに言い出せないことも考えられます。また誘拐や監禁事件では『ストックホルム症候群』の例もある。これは自分を守るために犯人との間に精神的繋がりを築くという心理で、犯人にとって有利な行動を取るようになることがあるのです」(前出・女性誌ライター)
詳細は今後の取り調べで明らかになるだろうが、今回の逃走劇に一般女性が巻き込まれていないことを祈るばかりだ。
(白根麻子)