タレントの菊川怜さんや女優の武井咲さんらがCM出演して話題になっている「ハズキルーペ」。実は、この商品に限らず、書店でも「眼鏡型ルーペ」付きのムック本が大ヒット中のようです。でも、これって「老眼鏡」とどこが違うの?と疑問に思っている人もいるはず。そこで、ルーペと老眼鏡の違いを、一度確認しておきましょう。
端的にいってしまえば、老眼鏡は“ピントを合わせるもの”で、ルーペは“拡大するもの”。なので、「字が小さくて読めない!」という人は、ルーペを使うことではっきりくっきり見えるようになりますが、そもそも字がぼやけていてピントが合ってない人がルーペを使っても、ただぼやけたものが拡大されるだけなのです。
また、老眼鏡のレンズは“度数”ですが、ルーペは“倍率”で表すことも両者の違いです。ちなみに、ルーペの倍率で約1.3倍は、レンズ度数だと+1.00相当。約1.5倍は+2.00、約2倍は+4.00相当になっているようです。
歳を重ねるとどちらも必要不可欠になってきますが、どのように使い分ければよいのでしょうか。例えば「商品パッケージに記載されている文字が小さくて読めない」など、一時的に使うならルーペ。逆に、長時間使用する場合は、近視や遠視などのピント調節機能のある老眼を使うのがよいでしょう。左右の視力が違う人も、ルーペではなく、老眼がオススメ。TPOで使い分けるといいでしょう。