ビジュアル系エアバンド「ゴールデンボンバー」でボーカルを務める鬼龍院翔が10月29日放送の「石橋貴明のたいむとんねる」(フジテレビ系)に出演し、2014年の印税収入だけで月に1000万円を稼いでいたことを明かしている。
実際には楽器を演奏せず、演奏のフリをするという斬新さがブームとなったゴールデンボンバーは、2012年頃にテレビCMにも使用されていた楽曲「女々しくて」の大ヒットで一気にブレイクを果たすと、同曲が日本全国のカラオケ店でランキング1位を獲得。鬼龍院によれば、客がカラオケで1回「女々しくて」を歌うと、2円の印税が発生し、現在でも同曲は月に30万円ほどの著作権印税をもたらしているという。
また、鬼龍院が「2014年か2013年くらいにカラオケランキングで1位になって、その翌年に印税が来るので、その時は月1000万円入ってました」と明かすと、メンバーのギター担当・喜矢武豊は「え、そんなに入ってくるんですか!? マジかよ。今更言うなよ! 当時言えよ!」とクレーム、バンド内で印税額の配分に差があったことを仄めかした。
「バンドや音楽ユニット内における収入の格差は、時に解散や分裂をもたらすキッカケとなりうる要素ですが、そもそもこのグループのキャッチコピーは“笑撃のライブパフォーマンスと、鬼才・鬼龍院翔の創り出すクオリティーの高い楽曲で注目のエアバンド”というものですから、あくまでメインは鬼龍院です。また、人気アイドルグループとライブでコラボしたり、舞台では熱湯風呂に挑んだこともありますが、そういった斬新な企画力や演出力を兼ね備え、バラエティタレントのようなノリでアーティストとしての一発屋の壁を乗り越えられたのも、吉本養成所出身として知られる鬼龍院の才能があったからこそ。ネット上でも『何回見てもパフォーマンスが面白くて楽しみ』『(印税額は)羨ましいがこの人は才能があるから当然だね』との声があり、鬼龍院の“魅せ方”を賞賛する反応も多いです」(テレビ誌ライター)
やはり、音楽業界は一発当たれば、とてつもないリターンを長期にわたって享受できるということか。あとはメンバー内の“格差”が、後にグループとしての亀裂へと発展しないことを祈りたいところだが…。
(木村慎吾)