ヒップホップグループ「RIP SLYME」の公式サイトが10月31日に閉鎖され、RYO-Z、ILMARI、PES、SU、DJ FUMIYAによる5人体制での活動を解消することが発表された。
2001年3月にシングル「STEPPER’S DELIGHT」でメジャーデビューして以降、軽快なラップと歌詞が印象的な「楽園ベイベー」や「熱帯夜」などのヒット作に恵まれ、若者からカリスマ的な人気を誇ってきたRIP SLYMEだが、暗雲が立ち込めた発端は2017年4月に報じられたMC・SU(スー)とモデルの江夏詩織による不貞疑惑である。
歌手の大塚愛を妻に持つSUはかねてよりバラエティ番組などに出演するたびに“遊び人”としてのイメージを纏わせ、しかも不貞相手である江夏の下の名前「しおり」を楽曲「Check This Out」(2016年発売)の冒頭歌詞に含ませていたことが発覚。以降はしばらくSUを除く4人での活動を続けていたが、ただ、SUの不貞疑惑そのものがRIP SLYMEの活動休止につながったという見方についてはファンも懐疑的のようだ。
「世間的イメージや好感度をウリにするタレントとは違い、楽曲のクオリティーで勝負する音楽グループが、メンバーの不貞疑惑だけで活動休止に追い込まれるというのは考えづらく、多くのファンは何か他の理由があるのではないかと勘ぐっています。ネット上にも『とっくの昔に不貞で騒ぐブームは過ぎていたからね。理由はそれだけじゃないでしょう』『本当に不貞が理由ならSUが脱退すれば良いだろうし』との声が上がり、2017年4月の不貞報道から、活動休止発表までの間にタイムラグがあることについても『なぜ今更活動休止?』『もう事実上解散してたようなものでは?』という指摘が出ています。近年の楽曲売上の不調や、SUの騒動に起因したメンバー間の不仲が本当の理由ではないかとファンは考えているようですね」(テレビ誌ライター)
やはりプライベートにおける不貞相手の名前を自らのパートの歌詞に含ませたというのは、他メンバーからすれば許されざる行為だったのか?
(木村慎吾)