代表曲「カレーライスの女」で知られる歌手のソニンが、11月6日に放送されたバラエティ番組「有田哲平の夢なら醒めないで」(TBS系)に出演。2007年以降、ほとんどテレビに出演しなくなった彼女だが、現在はミュージカル女優として活躍しており、3年先までスケジュールが決まっている超売れっ子。しかも、ミュージカル界のアカデミー賞と言われる「菊田一夫演劇賞」を2015年度に受賞している。
「ソニンは現在東京・帝国劇場で上演されているミュージカル『マリー・アントワネット』に出演中です。ソニンのプロ意識は高く、番組では舞台で最高の歌声を出すために休演日はなんと“筆談”で会話している事が明らかになりました」(芸能記者)
シングルキャストは代わりがいないため「私が歌えなくなると、その舞台がパーになっちゃう。タクシーとかも全部(筆談)」と語り、そのプロ根性にスタジオからも感心する声が漏れた。実はソニンが、そこまでミュージカルに情熱を注ぎ込むようになったのには、ある女優の影響が大きかったと関係者は語る。
「ソニンは、後藤真希の弟・ユウキとユニットEE JUMPを組みデビューしましたが、2002年に当時15歳だったユウキの夜の店通いがスクープされ無期限活動休止となり、事実上の解散。その後は歌手やタレントとして活動していましたが、芸能界で生き残りたいために“NGなしのがけっぷち歌手”をウリにするようになりました」(女性誌デスク)
番組企画で、土佐犬と闘う、570キロの長距離マラソン、1人で6万個のドミノを並べるなど、当時は過酷なロケに果敢に挑戦している。
「そんな彼女を変えたのが女優・大竹しのぶとの出会い。去年の3月に出演した『しくじり先生 3時間SP』では、バラエティに出まくっていた当時を振り返り『キャパオーバーになってしまった』と語り、そんな中ミュージカルで大竹と共演。そこで多くのアドバイスをもらい、初めて『役に入り込む』という感覚を味わい、この世界へのめり込んでいったと語っていました。その後、事務所の反対を押し切り2012年には単身でニューヨークに留学。演劇を真剣に学び、今の地位を築いています」(前出・女性誌デスク)
ソニンにとって、大竹はまさに救いの神。EE JUMPのメンバーとしてデビューして、はや18年。デビュー当初、こんな未来が待っているとは、誰が予想できただろうか。
(窪田史朗)