メンバーが過去に原爆のキノコ雲が描かれたTシャツを着ていたとして、11月9日の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)への出演が見送られた、韓国の7人組アーティストBTS(防弾少年団)。この騒動は、過去にBTSがナチス親衛隊のマークがついた帽子をかぶっていたことが発覚。アメリカのユダヤ系団体からも抗議を受けることにも発展した。
テレビ各局はこれを大きく報道。そんななかでBTSを擁護したのがお笑いコンビ、トレンディエンジェルの斎藤司だ。
「斎藤は11月12日放送の『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)で、過去にBTSと何度か仕事をしたことがあるとして、『個人個人も、なんか本当に若いし、人懐っこいし、本当に日本語も上手だし、ああ、好きなんだな日本のことみたいに、僕は個人的には感じたんです』とメンバーについて言及。さらに『このTシャツ云々がなぜこういうことになってしまったのか、というのが僕もよくわからないし、これがまた音楽と政治みたいなのが一緒になってしまうっていうのが、すごくもったいないなとは、僕は思いますけどね』と語りました。これに対して、BTSのファンからは『感謝感激雨あられ』『斎藤さんありがとうとしか言えない』『ハゲとか言ってごめんなさい』といった感謝の言葉が。しかし一方で斎藤や、同様にBTSを擁護したお笑いコンビ、サバンナの高橋を批判する意見が多数。『彼らがいいヤツかどうかでも、日本が好きか嫌いかでもなく、日本人の感情を逆なでするTシャツを着ていた事実が問題なことがわからないのかな』『音楽と政治を結びつけたのはあいつらのほうでしょ』『好きな芸人がこういうこと言うの本当に残念』など、批判の矢面に立たされてしまっているようです」(芸能ライター)
国際的な問題にまで広がったBTSのTシャツ問題。紅白出場はおろか、日本での活動そのものを見直す必要が出てきたのかもしれない。