最近よく耳にする「婚活疲れ」という言葉。マーケティングリサーチのマクロミル社が2018年3月に実施した調査では、婚活をやめた理由の第1位が「なかなか相手が見つからず疲れたから」で59.3%となっています。最近では、この婚活疲れを解消すべく、婚活サポート各社もさまざまな工夫をしているようですよ。
●「チーム婚活×スマート婚活プログラム」/パートナーエージェント
婚活大手で知られるパートナーエージェントは、「チーム婚活×スマート婚活プログラム」という、これまでの結婚相談所にはなかった、柔軟性のある新プログラムをスタート。「チーム婚活って何?」と思いますが、これは専任コンシェルジュを中心とした、チームによるサポートを受けられるという意味。他に、コンタクト日程コーディネーターやイベントコーディネーター、プロフィールカメラマンなどがチームとなり、結婚というゴールまでをサポートするそう。
具体的には、アビリティ診断で会員の婚活力を数値化、その結果に基づいてフィットするオーダーメイドの婚活プログラムを選び、婚活のPDCAを回していくのだとか。なんだか、“新時代の婚活”といえそうですね。
要となるそのプランニング工程は、婚活されている人自身のプロフィールや結婚相手に求める条件、いままで行ってきた婚活の活動内容を分析し、その結果をもって、コンシェルジュがカウンセリングを行い、最適な婚活設計をプランニングするのだそう。
また、カウンセリング後は、パートナーエージェント開催のものに限らず、アプリ婚活やパーティ婚活などを自由に行っていいそうです。この自由さは、婚活疲れ回避の一手となりそうな気配です。
●「担当婚シェル制度」/ブライダルネット
婚活サイトのブライダルネットでは、真剣に結婚を望む人向けに、専任の「婚シェル」と呼ばれるスタッフが一人一人の活動を個別サポートして、婚活疲れによる離脱をなくすための制度をスタートさせました。婚活に行き詰まったときでも、自分の担当婚シェルに相談すれば解決策を教えてもらえるので、「疲れたからもうや~めた」とはなりにくいというわけですね。
婚活疲れを起こす男女がこれだけ多いということは、まだまだマッチングの可能性があるということかもしれません。疲れた者同士が出逢って意気投合なんてこともありそう。婚活は、“ねばり”が重要といえそうです。