冬といえば、日々襲ってくる空気の乾燥。乾燥が進むと、肌のかゆみがあらわれてくることも。そもそも、なぜ乾燥すると肌がかゆくなるのでしょうか? その原因を知って、ぜひ根本から解決したいものです。
まず、肌が乾燥するとかゆくなる理由ですが、それは、肌の表面にある汗と皮脂でつくられている薄い膜のようなバリアが失われるから。これを失うことで直接肌に影響が及び、刺激になりやすい状態になるそう。
そんな刺激に敏感な状態ですから、かゆいからといってかいてしまうと、さらに皮膚のバリアが壊れ、どんどん悪化していきます。
では、そのかゆみを抑え、バリア機能を復活させるにはどうすればいいのでしょうか。ポイントになるのが、ワセリンなどの保湿剤を入浴後10分以内くらいに、乾燥しないうちに塗ることです。もちろん、入浴中、皮膚に刺激を与えないよう「こする」「熱湯につかる」などは避けるべきです。
また、普段、空気が乾燥しすぎないように、部屋の湿度に気を遣うことも大切。暖房のかかっている部屋は乾燥しがちで、長時間いることは、かゆみのある肌には悪影響。できるだけ余分な暖房器具を使わないような生活を心がけたいものですね。