お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が12月25日、自身のツイッターアカウントを更新し、沖縄県名護市辺野古への米軍基地移設工事の中止を要請する署名をSNS上で呼びかけたモデルのローラについて言及している。
“沖縄の美しい海を守りたい”との信念の下、約526万人というフォロワーを抱えるインスタグラムに工事中止の嘆願書への署名を呼びかけたローラだが、普段は笑顔で楽天モバイルやエステティックのTBC、ユニチャームなどのテレビCMに出演しながら新商品をプロモーションしなくてはならない立場であり、今回の“政治的発言”をそれら企業が好ましく思わない可能性があるとして、スポンサーとCM起用タレントの関係性にも話題が波及する事態となっている。
こうした状況の中、村本は「ローラの件。スポンサーの頭が高い。稼がせてやってんだから対等だろ」とツイートし、スポンサーとタレントはあくまでフェアな関係性であるべきとの考えを示すと、ネット上からは「対等であるなら相手へのリスペクトが大事です。対等なら何でも言っていいわけではないと思う」「どちらが上とかはないし、ましてや稼がせてやっているとは暴言だな」「使う側と使われる側は全く違うだろ」との批判が寄せられてしまっている。
「この騒動について、高須クリニック院長の高須克弥氏は『僕なら(ローラをCM起用から)降ろします』と発言しているように、企業側からすれば意図しない形で起用タレントに色がつくのを嫌がるのは当然の話。しかし一方で、沖縄に直接足を運んだこともあるローラが海を守りたいと思ったのであれば、それを発信する自由があり、どれだけの知識と信念があるかなどは他人が云々する話ではない。もしもスポンサーから三行半を突きつけられたとしても、それはローラ自身がリスクを承知した上での言動でしょう。ところが、突如として割って入ってきた村本の『稼がせてやってんだから対等だろ』とのコメントが、まるでローラの気持ちの代弁のような空気感をまとってしまい、彼女からすれば甚だ迷惑といった感じではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
とはいえ、辺野古移設問題という大きなテーマに関して口火を切った割には説明不足の感が否めないのも事実であり、ファンはローラの署名呼びかけの意図や本心、そして強い信念の背景にあるものをより詳細に知りたいと願っているのではないだろうか。
(木村慎吾)