結婚式場の口コミサイト「ウエディングパーク」が20~30代の既婚女性340人を対象に実施した「いい夫婦」に関する調査によると、結婚当初と比べて、57.6%が夫と愛情が深まったと回答。また、パートナーの大切さを実感した瞬間としては、出産、震災、体調不良のときなどが挙げられていました。これらの結果をみると、人生の一大イベントやさまざまなトラブルを乗り越えたことで、夫婦の絆を深められたようですね。とはいえ、それは日常の中でも可能なはず。そこで、こんなことを実施してみませんか。
■夫婦共通の体験を持つ
心理学者である國分康孝さんの著書「自分を変える心理学:新しい人生の発見のために」(PHP研究所刊)によると、夫婦の絆を強くするには、共通の体験を持つことがポイントになるのだとか。例えば、夫婦でお店をやっていたり似たような職業に就いていたりする場合。そこまでではなく、ただの共働きということだけでも共通体験となり得るので夫婦の絆は強まる、というのが國分さんの仮設なんだそう。
では、専業主婦とサラリーマンの組み合わせではダメなのかというと、決してそうではなく、夫婦共通のプロジェクトを持つことでも絆は強まるとか。具体的には、育児、父母の世話、そして子どもの受験・就職、結婚……。探せばいくらでも、夫婦のプロジェクトはつくれそうですね。
■少し「他人」のところを残しておく
生活経済評論家である川北義則さんの著書「夫の点数・妻の点数:いい夫婦になる91の知恵」(PHP研究所刊)には、夫婦になっても、少しは「他人」の部分を残しておくほうがいいと書かれています。なぜなら、愛には「尊敬」が大きな比重を占めているからだそう。夫婦になってもそれを持続させるためには、たまにはオシャレをしたり外食をしたりするなど、お互いを“他人の目”で見てみることがよいようですよ。