もうすぐ入学シーズン。まだ就学前の子のママも、この時期は我が子の将来を考えることでしょう。そんなママたちに、小学校選びのポイントをいくつかご紹介します。まず、小学校選びに自由度があるならば、必ず選ぶ前に夫婦で話し合って家庭の方針を決めることをオススメします。小学校生活は6年間。長期戦だからこそ、事前の準備が大切なのです。
■中学受験をさせるのか
小学校選びにおいて、中学受験を念頭に置いているかどうかは、とても大きな前提条件。「考えていないから、どこでも大丈夫」と油断していると、受験熱がかなり高い学校や地区の場合には、周りの子どもたちに圧倒されて自信を失ってしまう可能性があります。また、受験するつもりなのに周りの温度感が全くそうでないと、やる気が出ず、思うように成績が伸びないことも考えられます。まずは受験をさせる意思があるかどうか。また、受験をさせるならどのレベルか、しっかり夫婦間の共通認識として掲げる必要があります。
■近隣の公立学校事情はどうか
中学受験をさせる場合は、入れたい小学校はかなり絞られてくるでしょう。一方、見落としがちなのが受験を考えていない場合です。この場合、近隣の公立小学校・中学校・高校の現状を知っておく必要があります。進学予定の中学校が荒れていたら、何らかの手立てを考える必要もあります。逆に、周りがハイレベルであれば、それに対応するための施策も考えなければなりません。
■将来のために、どんな経験をさせたいのか
受験をするかしないか、公立学校でどんな経験を積むか、未来のことは不確定要素だらけです。だからこそ、どんな経験をさせたいかは考えておきたいもの。クラブ活動やスポーツに力を入れている学校なのか、学問に専念する学校なのか、これだけでもかなり環境が違ってきますよね。6年間をかけて、どんな経験をさせたいかによって、選ぶべき学校は変わってくるのです。
入学する小学校を「選べる」ことは、とても幸せなこと。だからこそ、夫婦で方針をすり合わせて最大限、子どものためになることを選択したいですよね。我が子にどんな6年間を過ごしてもらいたいか、ぜひじっくり話し合ってみてください。
(Nao Kiyota)