フリーアナウンサーの皆藤愛子が6月2日放送の「誰だって波瀾爆笑」(日本テレビ系)に出演し、かつてフジテレビの面接官から浴びせられた“ショックな言葉”を打ち明けている。
番組では、皆藤がアナウンサーを目指すそもそものキッカケとなった小学生時代のエピソードや、人前で話すことが苦手だった彼女が東京ドームで売り子のアルバイトをしながら徐々にそのシャイな性格を克服していった経緯などが紹介されるも、波紋を呼んだのはフジテレビの入社面接におけるエピソードだ。
皆藤によれば、10人の面接官が彼女1人に対して「アナウンサーには向いてなさそうなのにどうして(入社)試験を受けてるの?」「そうだね。一般職の方が向いてるんじゃないの?」などと矢継ぎ早に酷な指摘を浴びせ、ショックのあまり皆藤は涙を流してしまったという。また、面接官からの「最後に何か(聞きたいことなどは)ありますか?」との問いにも「何もありません」と返してしまったと回想している。
“アナウンサーに向いていない”とのツッコミを受け、面接後にはフジテレビ内のトイレで号泣したことも明かした皆藤。当時の面接官とは現在も同社の廊下で顔を合わせることもあり、「実はすごく良い方」とのフォローを添えたが、ネット上ではこのエピソードに関して物議を醸す事態となった。
「皆藤がフジテレビで体験した“圧迫面接”のような類いのものはかつて様々な企業で実施されていたとされる手法で、恐らくは皆藤のリアクションや反応を試していたのでしょうが、『面接で“向いてないと思う”って…。やっぱりマスコミ関係者って傲慢なんだな』『フジテレビがどうしようもない原因の一端をここでも見れた気がする』との面接官への批判意見や、『向かないと言われて必要以上に傷ついてしまう人はこの業界ではもたないという意味があると思う』『その場で泣くことは最悪の対応だと思います』といったフジテレビ擁護の声もあり、賛否両論の様相を呈しています。とは言え、皆藤愛子がただ泣いて終わっただけでなく、しっかりと著名キャスターとしてのキャリアを歩み、この辛い体験をその後の糧として解釈できている点が最も重要なことなのかもしれませんが…」(テレビ誌ライター)
幼顔と愛くるしい笑顔で人気の皆藤愛子だが、その背景には波瀾万丈なストーリーがあったということだ。
(木村慎吾)