現在、NHKの朝ドラ「なつぞら」に主演している女優・広瀬すずが、朝ドラ終了後に劇作家で演出家・野田秀樹の舞台に出演することが6月12日に明らかになった。
「広瀬が出演するのは、野田秀樹作・演出で、世界的なロックバンドQUEEN公認のNODA・MAP公演『Q-A Night At The Kabuki』。忙しい仕事の合間を縫って、広瀬は野田のワークショップに参加して、野田も広瀬の感受性豊かな演技に惚れ込んだ模様。広瀬は今回が初舞台。一体どんな演技を見せるのか、今から注目が集まっています」(スポーツ紙記者)
今回の舞台は映画「ボヘミアン・ラプソディ」のようなQUEENの実話がベースになっているものではなく、どちらかというとシェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」の後日談に近い。
「ジュリエットは死んでいなかったという発想から、若き日のロミオに志尊淳、ジュリエットを広瀬。その後のロミオを上川隆也、ジュリエットを松たか子が演じます。しかも、時代設定は侍の世が始まった12世紀、鎌倉時代の日本。四人が同じ舞台に立つ場面もある奇想天外な野田ワールドが展開されます」(演劇誌ライター)
10月8日から始まるこの舞台も気になるところだが、現在放送中の朝ドラ「なつぞら」では、気になるこんな声が上がっている。
「先月から始まった東京編も好評の『なつぞら』ですが、14日の放送では広瀬演じるなつに再び、アニメーターになるチャンスが訪れ、試験を受ける場面が登場。これを見た視聴者から“なつ(広瀬)が幸運過ぎる”という声が上がっています」(テレビ誌記者)
戦災孤児にも関わらず、亡くなった父の戦友に引き取られ、北海道の十勝でのびのびと育ち、東京で兄とも再会。そして憧れの東洋動画にも入ることができ、アニメーターになる2度目のチャンスにも恵まれる、とまさにシンデレラストーリー。いくら100作目の記念すべきヒロインでも、うまく行き過ぎではないかという声が上がるのも無理もない。
さらに「なつぞら」をBSプレミアムで観ている視聴者からは、こんな意見も聞かれる。
「BSプレミアムでは『なつぞら』の前に朝ドラの名作『おしん』が放送されていますが、二作を毎朝続けて観ている視聴者からは、口減らしのために幼くして奉公に出され、苦労を重ねる『おしん』に比べて『苦労が足りな過ぎる』『物足りなさを感じる』といった声が上がっています」(前出・放送作家)
なんにせよ、世界的な名作「おしん」と比べられることは名誉なことに違いない!?
(窪田史朗)