4月23日のサンドーム福井から始まる、9年ぶりとなる嵐のアリーナツアー「ARASHI “Japonism Show” in ARENA」の申し込みが始まった。
ご存知の通り、嵐のチケットは当選倍率が「100倍~120倍」とも言われ、あのジャニーズ事務所の大先輩・近藤真彦ですら「嵐のチケットはこの俺でも取れない!」と語るほどの人気。そのため、チケットを取るために名義貸しが行われたり、転売や法律違反の売買によって1枚60万円という高額取引がされるなど、たびたび問題視されていた。
そんな事態を考慮してか、今回のツアーは“本来のファンだけが申し込めるように”と、これまでになくかなり厳しい申し込み制限を設けている。
「今まではファンクラブ会員1人につき1回の申し込みで4枚までのチケットが取れ、ほかの3人はファンクラブに入っていなくても大丈夫でした。しかも、ファンクラブ会員同士でそれぞれ申し込んで二人とも当たれば2回行くことができたり、同じ公演の日であれば人に譲ることもできたんです。それが今回は、会員1人につき2枚まで。しかも同行者もファンクラブ会員であることが条件です。しかも、同行者と代表者がダブルで申し込むことはNGで、それが発覚した場合は当選しても取り消しになります」(エンタメ誌ライター)
それだけではない。申し込みの際には、ファンクラブ会報誌についているQRコードから「顔写真添付」で申し込まなくてはならず、当日も入場の際に顔認証システムと目視での確認を実施するという徹底ぶりだ。ここまでやれば、これまで当日会場外で『譲ってください』と書いたボードを持っているファンも、そしてダフ屋も手の打ちようがない。
「ファンクラブ会員のみしか申し込めないため、チケット入手倍率も減るかと思われましたが、実際はドームと違ってアリーナは入場者数が少ないため、結局は50~60倍の倍率と予想されています。“プラチナチケット”状態は変わらないようですね」(前出・エンタメ誌ライター)
会員ファンの間では、昨今問題となっている会場内でのマナー違反をするファンが減ることからも「今後のドームツアーなどでもこの方法を取り入れてほしい」といった肯定的な声も多いが、その一方でファンクラブ非会員は申し込みすらできないことに「新手の会員費集金システムか!」と疑問視するファンもいる。
はたして今回の新システムが「ジャニーズ側」「ファン側」それぞれの思惑と上手く一致するのか‥‥結果を見守りたい。