6月12日に公開された映画「ザ・ファブル」の興行収入が15億円を突破したV6の岡田准一。ハードアクション満載の同作に、岡田は全編ノースタンドで挑んだ。カリ、ジークンドー、USA修斗という3つの格闘技の師範代免許を持っているとあって、共演者にアクションを教える場面もあったという。
演技力が高く評価され俳優として確固たる地位を築いた岡田だが、生まれ育った大阪府枚方市の有名遊園地・ひらかたパークのイメージキャラクター「超ひらパー兄さん」に就任しており、ふざけまくっている。関西ローカルのテレビCM、主演映画とコラボしたパロディポスターでは、俳優のときには見せないウラの顔を見せまくり。この表とウラの使い分けが、ファンにはたまらないらしい。
同時に、関西人らしくなく、無口な部分も魅力のようだ。これは幼少期から変わらないという。
「なんでも、3歳までほとんどしゃべらなかったというのです。心配した親が、病院に連れていったほど。でも、3歳のある日、突然話した。その言葉というのは、『それは違うよ』(笑)。大人たちをドキッとさせたそうです」(女性誌記者)
ちなみに、超ひらパー兄さんの決め台詞は、「超ひらパー兄さんで、おま!」。“おま”とは、関西弁でもクセの強い地域や、昭和初期生まれのお年寄りが使う「です」の意味だ。一般的にはほとんど使われない言葉を、あえて岡田に言わせるのは、彼の特質を見抜いたものといえる。
「『それは違うよ』も奇妙ですが、そもそも岡田は『初の言葉』が変なんです。V6に加入したのは14歳で、メンバー最年少。大先輩の長野博は22歳で、恐縮してしかるべきなのに、初めてかけた言葉が『すね毛、濃いっすね』だったそうです(笑)」(前出・女性誌記者)
3歳から凡人とはかけ離れたセンスに満ちあふれていた岡田。アカデミー賞受賞俳優は、エキセントリックぐらいがちょうどいいのかもしれない。
(北村ともこ)