「モテない」と嘆くあなたに朗報。“人は見かけじゃない”は本当だったと英国BBCニュースが報じている。記事によると、英国では昨今「フェロモン・パーティ」なるものが流行しているという。
このパーティの参加者は、当日の3日前から1枚の綿のTシャツを寝るときに着続け、自分のフェロモン=匂いをつけておく。それをジップ付きのビニール袋に入れて持ちより、その匂いを嗅いで自分にピッタリのパートナーを見つけるというのだ。
自分好みの匂いを見つけたら、その袋を手に写真を撮る。写真はプロジェクターでモニターに投影され、選ばれたTシャツの持ち主が「求愛」に応じれば、カップルが成立する。
スイス・ベルン大学のクラウス・ウィトキンス博士によれば、女性は嗅覚によって遺伝子レベルでベストパートナーを見つけることを“Tシャツ実験”で証明している。その結果によると、女性たちはMHC(Major Histocompatibility Complex)という免疫をつかさどる遺伝子の値が自分から遠い男性のTシャツほど“好ましい匂い”と回答したそうで、こうした科学的背景の存在が、英国男女のフェロモンパーティ人気を呼んでいるようだ。
この話を裏付けるかのように、日本でもこんな番組が放送された。昨年オンエアされた「秘密の恋バナナ」(TBS系)で、タレントの吉木りさ、杉原杏璃ら6名の“匂い&噛み付きフェチ女”が集合。イケメン俳優・工藤阿須加とバナナマン・日村勇紀のどちらの匂いに惹かれるか、直接嗅いでもらったのだ。すると、なんと6人全員が日村の匂いを選んだのだ。
体臭を消すことが奨励される昨今、出会いがないのは女性たちが男のフェロモンを嗅ぎつけられていないからかもしれない。