9月16日を「安室奈美恵の日」に制定することを目指していた宜野湾市観光振興協会が9月10日、公式ホームページで同記念日が日本記念日協会に認定されなかったことを発表した。
同協会は「申請するにあたり、当方の認識不足による諸課題に直面し、認定に至る事が出来ませんでした。安室奈美恵さんご本人、ファンの皆さま、日本記念日協会様、関係各位には多大なるご迷惑をお掛け致しました」と謝罪。今後再申請は行わない模様だ。
この決定にファンからは「安室さんのファンですが、記念日にするのは違和感があったのでこれでよかった」「ファンがそれぞれ心の中で記念すればいいと思う」「引退して一般人になったのだから、そっとしておいてあげてほしい」など、記念日に制定されなくて“むしろよかった”とする意見が大半を占めている。
一般ネットユーザーからも「認識不足による諸課題って何だったんだろう」「こういうのは制定が決まってから発表すればよかったのでは?」「そもそも安室ちゃんは那覇の出身でしょ?宜野湾市が名乗りを上げるのは違和感しかない」などの疑問が指摘されている。
「安室さんの引退前最後のライブが沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターでしたし、ファンからは聖地と呼ばれているということもあり、宜野湾市観光振興協会が記念日制定に動いたとのことでしたが…」(芸能記者)
認識不足による諸課題とはどういったものなのか、芸能記者はこのように話す。
「記念日は、『日本記念日協会』への申請、審査を経て制定されますが、『名称、日付、由来、目的、活動などが不明瞭のもの』『記念日文化の発展を損なう恐れがあり、記念日の登録に馴染まないと当協会が判断したもの』などは、制定されないとされています。ちなみに、7月10日はナオト・インティライミから“ナオトの日”、10月10日は“JUJUの日”に正式に制定されています」
いずれにせよ既に引退し、一般人になった彼女による偉大な足跡を、他者や他団体が傷つけるようなことはあってはならない。
(石見剣)