12月21日に最終回を迎えた「おっさんずラブ-in the sky-」(テレビ朝日系)。航空会社が舞台のドラマだったにもかかわらず、これまで機内シーンはほぼゼロ。最終回になってやっと長めの機内シーンがあったのだが、CAである田中圭演じる春田が、自分の話を機内の客に延々と聞かせる展開だったため、ネット上では「みんないい客だな」とシラケた気分になった視聴者のつぶやきが相次いだ。
「前作『おっさんずラブ』は、男同士のピュアな恋愛だけでなく、友情、家族愛、夫婦の在り方、仕事とプライベートの線引きなど、人と人とのコミュニケーションをストレートに掘り下げた内容が描かれていて、切なさが視聴者の胸を打ちました。ところが今作の『in the sky』はすべてのラブ要素が浅く薄く、切なさに悶絶することはありませんでした。それなのに春田が吉田鋼太郎演じる黒澤武蔵に『好きになってもいいですかーっ!』と告白後にOKをもらい、しっかりと抱き合ってドラマが終わったため『コレジャナイ感しかない』『ただただ残念』『恋愛も友情も中途半端でつまらん』『はるたんと武蔵が相思相愛になるプロセスがまったく描かれていなかったのに、このラストは唐突でひどい』といった声が数多くあがっています。
中には今年放送されたNHKドラマにまったく出演していない田中が、大みそか放送の『紅白歌合戦』審査員に選ばれていることから、2021年放送の吉沢亮主演大河ドラマ『青天を衝け』での主要人物か、それ以降の大河ドラマでの大役が決まっているのではないかと予測する声も。さらに大河ドラマという国民的ドラマが控えているために、田中が“ボーイズラブ俳優”とならないように今作の『in the sky』からはラブ要素が抜けているのではないか、この浅くて薄い内容はNHKと田中に対する忖度ではないか、との声もあがっています」(女性誌記者)
劇場版に続き「コレジャナイ感」を指摘された「おっさんずラブ-in the sky-」。数年後にでも、原点に立ち戻った新作をお願いしたい。