動画クリエイターのHIKAKINが12月24日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、エルメスの高級財布を紛失したことを告白している。
ヒカキンは同日にアップした「【事件】220万ガチで紛失しました。【財布落とした】【人生最悪のクリスマス】」と題した動画の中で、「終わった…財布落とした…財布無くした…」と切り出すと、今月中旬に立ち寄ったラーメン屋で最後に使って以降、200万円もするエルメスの高級財布を無くしてしまったと報告。すぐに警察に届け出たものの、紛失から10日が経過した24日時点になっても財布は戻ってきていないという。
財布には現金およそ20万円やクレジットカード、キャッシュカード、さらには病院の診察券なども入っていたと説明し、「財布返せよー」「なんで帰ってこないの」とも嘆いている。
最悪のクリスマスイブを過ごすヒカキンの悲報を受け、YouTube上では自ら“ヒカキンの財布を拾ったかもしれない”と名乗り出て、半ば炎上商法のような形で騒動に便乗する者まで現れる事態となった。
「『六本木で拾った財布はヒカキンのだった』と銘打ち、夜道でゴソゴソとリュックの中から20万円の札束を取り出しながら、エルメスの財布を拾ったと自白する者や、“おそらくその財布拾ったの僕です”などと切り出し、その証拠として“めちゃくちゃ入ってたんですよ”とお札を視聴者へ見せつける者もいます。いずれも、最も説得力のある証拠というべきエルメスの限定モデルの高級財布は見せておらず、そもそも複数人が名乗り出ていることから、売名を目的とした炎上商法の可能性が囁かれているが、コメント欄には『返せよ』『犯罪はやめろ』『これ犯罪の証拠動画だろ?』との怒りの声が集まり、『本当なら、返してあげるのは常識。嘘なら、こういう人が減るのを願ってます』というコメントも寄せられました」(テレビ誌ライター)
ヒカキンの知名度や話題性を利用した悪質な動画といえるが、実際にこうした露骨な“再生数稼ぎ”のチャンネルがアクセスに見合った広告収入を得てしまっている現状も、YouTubeが背負う負の要素といえるかもしれない。
(木村慎吾)