お笑い芸人のたむらけんじが1月6日までに自身のSNSを更新し、所属する吉本興業との契約形態に関する話し合いに臨んでいることを明かしている。
芸人という本業以外に焼肉屋の経営者としての顔を持ち、仮想通貨でも相当な利益を得ているとされるたむらは、昨年末よりエージェント契約を締結すべく会社と相談を続けてきたが、「ほんまに希望が持てる話し合いでした」と語った前回の対談時とは打って変わり、2回目の交渉では「もう1時間近く待たされております。佐々木小次郎のテンションにならないように極めて冷静に気持ちを保っております。それにしてもなんだかなぁ」と不満を抱いている様子。
また、会社との交渉後と思しきタイミングで再びツイッターを更新し、「マジか。。。交渉でもなんでもないやん。。。マジか。。。何にも変わってへん。。。のか???」と投稿。ハッシュタグにも「吉本興業」や「エージェント契約」「交渉」などのワードを並べていたことから、吉本との話し合いの中で何らかのズレがあったことを窺わせるツイート内容となった。
この不満に満ちた投稿の後、フォロワーから「たむけんぐらいの中堅クラスでもこんななら、若手はどう丸め込まれてるのか…。どんどん発信してや。」とのリプライが寄せられると、たむけんは「はいっ!ほんまに、労働組合作ったろうかなと思ってます!」と言及し、契約問題をめぐって吉本と対立する可能性すら匂わせている。
「このたむけんの嘆きには賛否が集まっています。形はどうあれ、交渉中なのであれば、所属する会社への不満や非難を公然とSNSで発信するのはエージェント契約の締結に向けてもマイナスになり得ますし、会社からの心証も悪化の一途を辿ってしまいます。また、たむらはこれまでにもこういった感情的なツイートにより、飲食店が大炎上する事態にまで発展してしまったこともあり、些細な一言が大問題を巻き起こしてしまうSNSの悪しき拡散性を痛感しているはずです。ネットでもたむらの一連の投稿には『自分の思い通りにならなければSNSで批判?名も知れぬ一般人の愚痴ならともかく、タレントがするのは会社が気の毒』『一般の全ての会社や組織がそうであるように、全員が納得するなんて事はあり得ない』『ゴネれば給料が上がるとでも思ってるの?』『普通のサラリーマンならこれだけの文句を公表したら解雇でしょう』などと咎める声が多数です。単にエージェント契約を締結するのが目的なのであれば、こうした会社批判のツイートはあまり得策にはならないでしょう」(テレビ誌ライター)
また、本当にたむけんが吉本にとって必要にされており、重要な存在であれば、1時間も待たされることはないのではないかとの厳しい指摘もある。果たしてたむけんは念願のエージェント契約を認めさせることは叶うだろうか。今後の動向に注目したい。
(木村慎吾)